ラベンダー精油は肌につけていい?顔と身体で違う希釈の目安|薬剤師

ラベンダーオイルは、顔に塗っていい?
原液では塗りません。使うなら植物油などで薄めて、部位と濃度を選びます。
とくに顔は、身体より慎重に考えます。
2025年3月、消費者安全調査委員会は、精油の皮膚への使用後に皮膚障害などが起きた事例を公表しました。
製品表示の確認、原液の希釈、光毒性への注意を案内しています。
SNSなどでは、精油の原液を肌へ使う方法が紹介されることがあります。
肌へ使う場合は、投稿だけで判断せず、手元の製品表示を確認します。
精油は、植物から取り出した芳香成分
精油は、植物から取り出した芳香成分が集まったものです。
ラベンダー精油も例外ではありません。
香りが穏やかに感じられても、原液を顔や身体へ直接塗ってよい、という意味ではありません。
肌の状態と使用する部位に合わせ、植物油などで薄めます。
肌についた精油と紫外線に注意する
精油の中には、肌についた状態で紫外線に当たると、炎症などを起こす光毒性をもつものがあります。
代表例は、圧搾法で得られた一部の柑橘精油などです。
肌へ使う前に、精油名、抽出法、製品表示を確認します。
光毒性の仕組みと、注意する精油の見分け方はこちらにまとめています。
ラベンダー精油を肌につけるなら、どこまで薄める?
肌へ使わず香りを楽しむなら、ディフューザーなどを使う方法があります。
肌へ使う場合は、植物油などで希釈します。
公益社団法人 日本アロマ環境協会では、身体は1%以下、顔は0.1〜0.5%を目安としています。
肌が敏感な方は、さらに低い濃度から確認します。
顔は身体より慎重に。
ラベンダー精油であっても、原液を顔へ塗ることは避けます。
量の考え方は、薬剤師の基本です
薬剤師の仕事では、薬を確認するとき、「何を・どれだけ・どこに使うのか」を必ず見ます。
同じ成分でも、量と使う部位が違えば、考え方も変わるからです。
精油を肌へ使うときも、その習慣は変わりません。
「ラベンダーだから」と名前だけで決めず、濃度と部位を一緒に確認します。
植物由来でも、原液のまま使えるとは限りません
植物からできていることと、原液のまま肌へ使えることは別です。
製品表示を確認し、肌へ使う場合は濃度と部位を選びます。
赤み、痛み、腫れなどが出た場合は、使用を中止して流水で洗います。
迷う場合は、医療機関へ相談してください。
正しく知ることが、香りを自分で選ぶための土台になります🌿
<香彩代表・カモガワ>
薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを“えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。





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