アロマで肌トラブルを防ぐには?“光毒性”をやさしく解説

光毒性とは、肌についた精油成分の一部が紫外線に反応し、炎症などを起こす性質です。
圧搾したベルガモット、レモン、グレープフルーツなど、一部の精油で注意が必要です。
肌へ使う場合は、製品の表示と使用方法を確認し、使用後は紫外線を避けます。
ただし、すべての柑橘精油に光毒性があるわけではありません。
薬剤師として、成分、濃度、抽出法をどう確認するか整理します。
肌に異変を感じたときは
精油を塗ったあとに赤み、痛み、腫れなどが出た場合は、使用を中止します。
肌に残った精油を流水で洗い流し、迷う場合は医療機関へ相談してください。
すべての精油に光毒性があるわけではありません。
特定の成分が紫外線と反応するため、精油と使い方の両方を確認します。
光毒性が心配される精油と、その誤解
ベルガモット、レモン、グレープフルーツなど、圧搾法で得られた一部の柑橘精油には、フロクマリン類を含むものがあります。
ただし、光毒性の有無や使用上限は、植物名だけでは決まりません。
抽出法、成分量、最終製品の用途を確認する必要があります。
「柑橘だから避ける」「この精油なら問題ない」と、名前だけで決めつけないことが大切です。
判断するのは、精油の量だけではありません
IFRAの基準では、光毒性をもつ香料について、最終製品の用途ごとに使用上限が示されています。
ベルガプテン15ppmという数値も、紫外線に触れる皮膚へ使う最終製品についての条件です。
精油そのものへ一律に当てはめ、「この数値以下なら安全」と判断するものではありません。
複数のフロクマリン含有原料を組み合わせる場合は、その合計量も考慮します。
圧搾法と水蒸気蒸留法で変わる成分
柑橘精油は、抽出法によって成分構成が変わります。
圧搾法では、果皮由来のフロクマリン類が残ることがあります。
一方、水蒸気蒸留法では、それらが精油へ移りにくいとされています。
抽出法だけで判断せず、製品ごとの成分分析や使用方法まで確認します。
香彩の精油づくりと、成分分析
香彩では、たんかんの香りを活かすため、圧搾法を採用しています。
「奄美たんかん精油プレミアム」は、外部機関の成分分析で、フロクマリン類が検出されていません。
この記事では「フロクマリン類が検出されていません」と書いています。
ただ、「検出されていません」は「ゼロ」と同じ意味ではありません。
この言葉をどこまで信じ、どこから先は言わないのか。noteに書きました。
▶︎「検出せず」は、どこまで言えるのか——精油の成分分析表と「ゼロ」の違い
香彩では、香りだけでなく、分析結果を確認したうえで使い方をお伝えしています。
一般的な光毒性の知識を、奄美の柑橘へどう当てはめたのか。
奄美の柑橘を扱った記録は、こちらの記事にまとめています。
→ 柑橘の香りは、昼にまとえない?——光毒性の話と、島にあった答え
まとめ
確認したいのは、植物名だけではありません。
抽出法、成分量、用途、使用後に紫外線へ触れるかを見ていきます。
肌へ使う製品は表示を読み、わからない場合は販売元へ確認する。
そのひと手間が、香りを自分で選ぶための判断材料になります🌿
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▼精油の原液を肌へ塗らない理由と、希釈の考え方はこちらにまとめています。
→ 精油を肌に直接塗っていい?ラベンダーを顔に使う前に知りたいこと
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・圧搾法で抽出した「奄美たんかん精油」を使った製品はこちら
▶︎奄美たんかん精油プレミアム
▶︎奄美サウナ シトラスティダ ミニサイズ
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<香彩代表・カモガワ>
薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを”えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。





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