花良治みかん|“物足りない柑橘”にさよならを。大人のアロマ精油

花良治みかん

「柑橘系の香りが好き。でも、最近はどれも似たように感じてしまう」
そんな風に思ったことはありませんか?
花良治(けらじ)みかんは、奄美群島・喜界島にある『花良治』集落を発祥とする在来の柑橘。
生産量がごくわずかで、“幻のみかん”とも呼ばれています🍊
その香りはどこか懐かしく、そして洗練された余韻を残す——
今、香りの世界で「柑橘最良の香り」として注目を集めている花良治みかんの精油。
今回は、その魅力を香りの成分や背景も交えて、少しだけ深くご紹介します。

なぜ今「花良治みかん」なのか

精油の世界では、ラベンダーやオレンジといった“定番”の香りが長く親しまれてきました。
けれど近年、
👩「もう少し奥行きのある香りがほしい」
👨「誰かと同じではなく、自分にしっくりくる香りを探したい」
と感じる人が増えています。

その中で、花良治(けらじ)みかん精油が心に残った――
そんな感想をいただく機会が、私自身増えてきました😊
ある熱波師さんは、サウナでロウリュに使った際に
🧖「すごく好評でした!香りの出方がとてもいい」
と伝えてくれました。
また、アロマトリートメントで使われた方からは、
👩「柑橘のさわやかさがあるのに、ちょっとスパイシーでビターな大人な香りに包まれて、
なんともいえない心地よい気持ちになれました」
という印象深い言葉をいただいたこともあります。

派手さではなく、感覚に自然と寄り添う静かな香り
それが今、少しずつ必要とされているように思います。

花良治みかん精油の個性を、科学で読み解く

花良治みかんの精油には、ほかの柑橘ではあまり見られない“奥行き”があります。
それは、香りの成分に理由があるのかもしれません。

一般的な柑橘精油には「リモネン」や「ミルセン」といった、
爽やかでスッキリした香りの成分が多く含まれます。
けれど花良治みかんには、それに加えて「テルピネン」や「リナロール」、「ゲラニオール」といった、
樹木や花を思わせる、まろやかで深みのある香りの成分も含まれています🌳💐

このような成分は、たとえばラベンダーやゼラニウム、ユーカリなどにも含まれていて、
「リラックス」や「落ち着き」「安心感」といった印象を与えてくれることが多いのです。

花良治みかんの精油は未熟な状態の果実(青みかん)から抽出しているため、
果実や種子を守るための複雑な香り成分が自然に含まれています。
そしてその構成は、その年の気候や果実の状態によって少しずつ違う

アロマを学んでいる方にとっても、
“自然のままの香りがこんなに豊かで複雑なのか”と驚かれることがある、そんな精油です。

誰のための香り?

香りには、人それぞれ“好み”があります。
でも、それだけではなく、「今の気分」「心身の状態」「過ごしている環境」によっても、
香りの感じ方は変わってきます。

花良治みかんの香りは、そんな“揺らぎ”にやさしく寄り添う香りです。

「強すぎる香りが苦手」
「スッキリした柑橘は好きだけど、単調に感じることがある」
「ほんの少し、甘さや渋み、静けさがほしい」

そんなふうに思ったことがある人にこそ、花良治みかん精油はおすすめです。
実際に使ってくださった方の中には、
「大人っぽくてスパイシー」
「気持ちが落ち着く…」
といった声もありました。

特に印象的なのは、『使えば使うほどハマる香り』という感想。
最初のシャープな香り立ちに惹かれ、何度も使ううちに、その奥にある落ち着きや深みを感じていく——
そんな変化が、この香りの魅力をより深めてくれているのかもしれません。

感情を整えたいとき、疲れをそっとほどきたいときに、手を伸ばしたくなる香り。
それが、花良治みかん精油です。

手に取る意味を深める

花良治みかん精油は、ただ香りを楽しむだけのものではありません。
それは、香りと向き合う時間そのものが、自分の感覚を整える時間になるからです😌

実際に使ってくださった方の中には、
「大人っぽくてスパイシー」「気持ちが落ち着く」などの声とともに、
「毎回フレッシュなのに、なぜか飽きがこない。
少しずつ香りとの距離が縮まっていくような不思議な魅力があります」
といった言葉もありました。

花良治みかん精油には、毎回違う表情を見せてくれる香りの奥行きがあります。
それは、表面的なインパクトではなく、
時間とともに少しずつ心に馴染んでいく“育つ香り”だからかもしれません。

この精油に使われている花良治みかんは、
奄美群島・喜界島にある『花良治』集落を発祥とする在来の柑橘。
近年では、木の老化により徐々に生産量が減少しており
なんとかこの種を未来へとつないでいこうと、喜界島をはじめ奄美大島でも
栽培を始める農家さんたちが少しずつ増えています。

私は栽培農家ではありませんが、この香りの魅力を、もっと多くの人に知ってもらいたいと思い、
精油というかたちでお届けしています。
薬剤師としての視点と経験を活かし、香りの可能性や背景にあるストーリーを含めて
丁寧に伝えていきたい。
それが、私の果たしたい役割です😊

香りを選ぶことは、今の自分を大切にすること。
花良治みかん精油が、そんな“静かな選択”のひとつになれたら嬉しいです。

感覚を信じて、香りを選ぶ

香り選びに、正解はありません。
「知っている香りだから安心」「話題だから選ばれる」――そんな時代から、
「自分がどう感じるか」を軸に、香りを選ぶ人が増えているように思います。

花良治みかん精油は、そんな“感覚に正直な人”にこそ届いてほしい香りです。
はじめて出会ったときのインパクト、使い続けるほどに感じる奥行き、
そしてその背景にある島の風土や人々の営み――
五感と心の両方に、そっと響く存在であってくれたらと願っています。

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▼以前書いた記事でも、香りを「感覚で選ぶ」ことの面白さについて触れています
▶︎情報が多すぎる時代に、“感覚で選ぶ”ということ

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どうぞ、あなたの暮らしにも「静かに深まる香り」を取り入れてみてください。
花良治みかん精油のショップページはこちら。

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<香彩代表・カモガワ>

愛媛生まれ・愛媛育ちの薬剤師。
旅行で奄美大島を訪れた際、その開放的な空気や青い海に惹かれ、2018年に移住しました。

移住後、ふとしたきっかけからアロマセラピーに興味を持ち、独学で学び始めました。
そんな中、奄美で出会った方から「奄美のアロマってないのよね」という言葉を耳にし、
2020年アロマ製造をスタート。

いくつかの季節を経験する中で、奄美大島の多種多様な植物たちと出会い、
「植物は“薬のお母さん”でもある」と気づきました。
薬剤師として学んできた知識と、化学好きの個性を活かしながら、『えがおのくすり』として
奄美の香りを作り、届けています。

この活動が、移住者である私を温かく迎えてくれた奄美の人々や自然への、ささやかな恩返しにつながればと願っています。

最新情報はInstagramまたは公式サイトからどうぞ。

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