情報が多すぎる時代に、「感覚で選ぶ」ということ

精油を選ぶとき、
情報を調べすぎて迷うことはありませんか。
成分、使い方、香りの印象。
画面には、たくさんの説明が並びます。
安全性は、知識で確かめる。
好みは、自分の感覚で選ぶ。
わたしは、この二つを、
分けて考えています。
選ぶことに疲れていた頃
数年前、日用品を一つ選ぶだけでも、
検索を重ねていた時期がありました。
調べるほど別の意見が見つかり、
正解が遠くなるように感じます。
そんな中で、迷わず選べたものが、
自分の好きな香りでした。
誰かの評価より先に、
「この香りが気になる」と思えたのです。
たんかんとの出会いも、感覚が先だった
わたしは、もともと柑橘が好きです🍊
奄美へ移住した頃、
たんかんを初めて食べました。
そのときは、精油の成分も、
抽出のことも知りませんでした。
それでも、果実を手にしたときの香りは、
記憶にはっきり残りました。
知識を得るより先に、
自分の感覚が動いた出会いでした。
薬剤師として、分けて考えること
精油は、好みだけで、
使い方まで決めてよいものではありません。
肌に使うなら、希釈濃度を確認する。
光毒性などの注意点も確かめる。
使う量や場所については、
根拠のある情報を優先します。
一方で、香りを嗅いだときに、
好きかどうかは本人の感覚です。
「この成分だから、この気分になる」と、
香りの受け取り方を決める必要はありません。
安全性と好みは、
同じ基準で選ぶものではないのです。
香彩で香りを案内するとき
香彩の精油を案内するときも、
成分と香りは分けて伝えています。
成分分析は、品質を確かめるためのもの。
香りの説明は、
選ぶ手がかりの一つです。
最後にどの香りを手に取るかは、
その人自身が決められます。
説明を読んだあとに、
もう一度、香りへ戻ってみる。
そのときに残る「好き」は、
選ぶための十分な理由だと考えています🌿
<香彩代表・カモガワ>
薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを“えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。





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