サウナとアロマ。香りを使う前に確認したいこと

「精油をサウナストーンへ垂らせば、
アロマロウリュになりますか」

答えは、いいえです。

精油の原液を、自己判断で
ストーンへ直接かける使い方はしません。

サウナでは、香りだけでなく、
熱、水、機器、人が同じ空間にあります。

いい香りかどうかより先に、
どう扱う製品なのかを確かめます。

奄美たんかん精油を、
ロウリュの香りに使ってくださる方がいます。

うれしい使い方です。

だからこそ、香りを使う前の判断を、
作り手として整理しておきたいと思います。

サウナ アロマ ロウリュ
目次

香りより先に、機器と施設を確認する

ロウリュは、熱したストーンへ
水をかけて行われます。

香りを加える場合も、
何を使ってもよいわけではありません。

機器によっては、清浄な水だけを使い、
香料はサウナ用の製品に限るとされています。

サウナ用の香料でも、
製品ごとに使い方は異なります。

まず機器の説明書を読み、
製品の表示に従うことが前提です。

施設では、機器の案内に加えて、
その施設が定めるルールがあります。

利用者が持ち込んだ精油を、
許可なく加えることはしません。

水に混ぜれば何でもよい、ではありません

ロウリュ用の香りは一般に、
水などへ混ぜて使われます。

けれど、手元の精油を水へ入れれば、
サウナ用になるわけではありません。

「何滴ならよい」という数字も、
香彩から一律には示しません。

機器、空間の広さ、水の量、
換気や使う製品によって条件が変わるからです。

サウナ用として設計された製品か。

どの方法が指定されているか。

この二つを確認し、
施設の運用に合わせて扱います。

たんかん精油を見るときの判断

香彩のたんかん精油は、
規格外の果実を農家から仕入れて作ります。

皮をむいた瞬間の、
ジューシーな甘酸っぱさ。

オレンジやみかんよりも
深みのある柑橘の香り。

奥には、ほんのりとした
ビター感があります🍊

ただし、瓶から嗅いで好ましい精油が、
そのままサウナ用になるとは限りません。

常温で嗅ぐときと、
熱と水がある空間で使うとき。

香りの感じ方は、
同じとは限らないからです。

作り手として見るのは、
香りの強さだけではありません。

その用途を想定した製品か。

表示どおりに扱える形か。

サウナへ提案するときは、
そこまで含めて判断しています。

「アロマをサウナで使う」
という楽しみ方を知ったとき、

それならば、サウナで使うことを前提に
設計しようと考えました。

そうして生まれたのが、
サウナフレグランス
「奄美サウナ シトラスティダ」です。

瓶の精油と、
サウナ用に設計した香り。

同じたんかんでも、用途が違えば、
作り方から分けています。

無香という選択もあります

サウナに香りは、
必ず必要なものではありません。

香りを加えない時間にも、
その空間らしい良さがあります。

複数の人が利用する場所では、
香りの受け止め方も一つではありません。

強く香らせるほどよい、
というものでもありません。

香りを使うか。

使うなら、どのように扱うか。

その場所ごとに選ぶことが大切です。

使う前に確認したいこと

  • 施設が香料の使用を認めているか
  • サウナ機器の説明書では何が指定されているか
  • サウナ用として設計された製品か
  • 製品表示と施設の使用方法が合っているか
  • 利用者が香りを持ち込んでよい場所か

サウナのアロマは、
香りだけで選ぶものではありません。

扱い方まで確認して、
はじめて空間へ加えられるものです。

香りがサウナ体験を変えると、
大きく約束することはできません。

けれど、その場所に合う方法で使われれば、
空間を形づくる一つの要素になります。

サウナでアロマに出会ったときは、
どんな方法で扱われているのか。

そこにも目を向けてもらえたらと
思っています🌿


<香彩代表・カモガワ>

薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを“えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。

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