収穫しても、絶やさない植物を選ぶ

果実を採ったあと、その木はどうなるのか。
花を摘んだあと、その株はどうなるのか。
香りを取り出す前に、わたしが見ることの一つです。
香彩の素材選びには、いくつかの基準があります。
その一つが、多年草であること。
そして、収穫しても絶滅する心配がない植物であることです🌿
持続可能性は、選定理由のすべてではありません。
でも、原料を選ぶときに外せない基準の一つです。
果実を採っても、柑橘の木は残る
香彩が柑橘を選んでいる理由の一つは、果実を採っても木が残ることです。
収穫のあとも、木はその場所に残ります。
来年もまた会える植物です🍊
精油の原料を見るとき、目の前の果実だけを見ているわけではありません。
その果実を採ったあと、植物がどう残るのかも見ています。
捨てられていたものに、新しい価値を
香彩は、規格外の果実や、捨てられる皮も原料に選んできました。
「捨てられていたものに、新しい価値を」は、ものづくりの始まりからある考えです。
果実を採っても、木は残る。
そして、その果実の中にある、捨てられていた部分を使う。
わたしの中では、この二つは一本につながっています。
いまあるものを原料として選ぶことも、香彩の素材選びの一つです。
精油の原料を採りすぎないためにも、収穫したあとに植物がどう残るかを見ます。
月桃は、花を摘んでも株が残る
月桃は根茎で広がり、花を摘んでも株は残って、翌年また咲きます🌿
根茎で株が残る仕組みは、こちらの記事に書きました。
作らない理由と、選ぶ理由
植物から香りを取り出せるからといって、すべてを作るわけではありません。
月桃の葉の精油を作らない理由は、こちらの記事に残しています。
また、香りが良くても選ばなかった柑橘があります。
島みかんとロクガツミカンを精油にしなかった理由は、こちらの記事に書きました。
二つの記事は、どちらも「作らない」「選ばない」側の話です。
今回書いているのは、その逆側。
収穫したあとも残る植物だからこそ、選べることがあります。
来年もまた会える植物と
香彩が選ぶのは、収穫したあとも株や木が残る植物です。
ただ、残る植物なら何でも使う、という意味ではありません。
小さな瓶の中の香りを見るとき。
その前にあった植物を、少し思い出してもらえたらと思います。
そして、収穫したあとに残る株や木のことも🏝️
来年もまた会える植物と、ものづくりをしています。
<香彩代表・カモガワ>
薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを“えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。





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