奄美で出会ったドラゴンフルーツの話
ドラゴンフルーツを初めて知ったのは、
10年ほど前のタイ旅行でした。
タイでは「ピタヤ」と呼ばれ、
屋台やホテルで何度も見かけました。
その果実と、奄美で再び出会います。
旅先の果実が、島の日常にあった
奄美へ移住して間もない頃、
島の商店でドラゴンフルーツを見つけました。
旅先で食べるものだと思っていた果実が、
暮らす場所の棚に並んでいる。
そのことが、少し不思議でした。

鮮やかな皮と、先の尖った形。
遠くからでも見つけやすい果実です。
タイで見たものと同じなのに、
奄美では日々の食べものに見えました。
白と赤の間にある、小さな謎
ドラゴンフルーツには、
果肉が白いものと赤いものがあります。
島の商店では、切る前の状態でも、
「白」「赤」と分けて並んでいました。
外からどう見分けているのだろう。
今も少し気になっています🤔
わたしが選ぶことが多いのは、
赤い果肉のほうです。
切ると、黒い種が散った濃い色が現れます。

果実の向こうに、サボテンの姿がある
もう一つ驚いたのは、
ドラゴンフルーツがサボテン科だということです。
枝から実る姿を見ると、
果実と植物が、ようやく一つにつながります。

奄美の店頭では、果実だけでなく、
つぼみが並んでいるのを見たこともあります。
天ぷらにするものとして売られていました。
わたしは、まだ食べていません。
香りに向き合うときも、
出来上がった香りだけを見るのではありません。
その前に、どんな植物があるのかを見る。
ドラゴンフルーツでも、同じでした。
旅先で覚えた果実が、
暮らす島では日常の棚にある。
知っているつもりのものが、
別の姿を見せることがあります🏝️
<香彩代表・カモガワ>
薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを“えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。





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