一口で南国気分!奄美パッションフルーツのトリセツ

奄美とパッションフルーツの関係
奄美では、パッションフルーツの生産がとっても盛んです。夏になると島のスーパーや直売所には、ツヤツヤの紫色の果実がずらっと並び、甘酸っぱい香りがふわっと漂います🍹
観光で訪れた人や移住してきた人は、初めて手に取って「これ…どうやって食べるの?」とちょっと戸惑うことも。
食べ方の基本
食べ方はとってもシンプル。包丁で半分に切って、スプーンですくってタネごと食べます。プチプチっと弾けるタネの食感と、トロピカルな甘酸っぱさが口いっぱいに広がって…思わず笑顔になります😋
奄美ならではの楽しみ方
お酒好きさんには、ちょっと大人な楽しみ方も。半分に切ったパッションフルーツの中に焼酎を注ぎ、そのまま果汁と混ぜながらくいっと飲むスタイルです🍶
爽やかな酸味と香りが、焼酎のまろやかさに溶け合って、まさに南国カクテル。
酸味と甘みを楽しむコツ
酸味強めが好きなら、皮がツルッと新鮮なうちにどうぞ。
「甘〜いパッションを食べたい!」なら、皮がしわしわになるまで待ってみてください。
見た目はちょっとお疲れ気味でも、中身は甘みたっぷりでとってもジューシーです🍯
(多少カビが生えてるくらいにしわしわだと、とても甘くなります😊)
パッションフルーツの香りを抽出してみた
実は以前、パッションフルーツの香りを本気で取り出してみたことがあります。
方法は「有機溶剤抽出法」。
ヘキサンという溶剤に果皮を漬け込み、香り成分をじっくり抽出。
果皮3kgから取れた香りは…なんと5g前後!
それでも加熱せずに抽出したおかげで、パッションそのままの香りが残っていました✨
いつか香りの形に
パッションフルーツの香りって、南国の太陽と潮風をぎゅっと詰め込んだような魅力があります🌴
いつかこの香りを、キャンドルやアロマとして届けられたら…なんて密かに企んでいます。
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<香彩代表・カモガワ>
愛媛生まれ・愛媛育ちの薬剤師。
旅行で奄美大島を訪れた際、その開放的な空気や青い海に惹かれ、2018年に移住しました。
移住後、ふとしたきっかけからアロマセラピーに興味を持ち、独学で学び始めました。
そんな中、奄美で出会った方から「奄美のアロマってないのよね」という言葉を耳にし、
2020年アロマ製造をスタート。
いくつかの季節を経験する中で、奄美大島の多種多様な植物たちと出会い、
「植物は“薬のお母さん”でもある」と気づきました。
薬剤師として学んできた知識と、化学好きの個性を活かしながら、『えがおのくすり』として
奄美の香りを作り、届けています。
この活動が、移住者である私を温かく迎えてくれた奄美の人々や自然への、
ささやかな恩返しにつながればと願っています。
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