国直海岸。夕方の光が、海の表情を変える

国直海岸は、奄美大島の大和村にある海岸です。
沖まで泳ぐと、珊瑚礁と魚の姿が広がります。
けれど、わたしが国直海岸で好きなのは、海の中だけではありません。
泳ぎ終えたあと、夕方の光を待つ時間です。
夕方に、海の表情が変わる
泳いだあと、シャワーで海水を流す。
ベンチに腰を下ろすと、目の前にはまだ明るい海があります。
しばらくすると、空の色が少しずつ変わります。
青かった海にも、やわらかな橙色が重なっていきます。
島では、日差しの強い時間を避けて、夕方近くから海に入る人もいます。
国直海岸では、泳ぐ時間と夕方の光が自然につながっています☀️
急いで帰ると、見落としてしまう変化です。
海の中と、浜の上にある二つの時間
国直海岸の沖には、珊瑚礁が広がっています。
その周りでは、熱帯の魚が泳ぐ姿を見られます。
泳いでいるあいだは、珊瑚や魚を追って視線が動き続けます。



海から上がると、今度は一つの場所に座り、空と海を眺めます。
動き続ける海の中と、光の変化を待つ浜の上。
同じ海岸に、二つの時間があるように感じます。
国直海岸の魅力は、見どころの数だけでは説明できません。
泳いだあとまで残っていると、海の見え方そのものが変わります。
海は、島の植物と離れていない
香彩では、島の果実や植物から香りを取り出しています。
作業台で向き合う素材も、この海風が通る島で育ったものです。
海を眺める時間は、製品を説明するための取材ではありません。
それでも、植物が育つ土地の輪郭を確かめているように思います。
海と植物を、別々の景色として見ない。
奄美で香りを作るようになってから、そんな見方が増えました🌿
夕方の光を待つ
国直海岸の夕方は、最初から橙色ではありません。
明るい空が傾き、海の色がゆっくり変わっていきます。

わたしは、泳いだあとのベンチから、その変化を見る時間が好きです。
何か特別なことをしなくても、同じ場所が違う顔を見せてくれます。
国直海岸の周辺には、島の人が暮らす住宅があります。
ここは観光のためだけに切り離された場所ではありません。
静かに過ごすことも、この海岸の時間を守ることにつながります。
珊瑚礁を見ること。
夕方まで待ち、海の色が変わるのを見ること。
国直海岸には、どちらの時間もあります。
わたしにとっては、海を見に行くというより、変わっていくところまで見届けたくなる海岸です🏝️
<香彩代表・カモガワ>
薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを“えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。





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