今季のたんかん精油抽出、終わりました!
3月末、奄美たんかん精油の抽出が終わりました😆
昨年は4月まで行っていましたが、今年は農家さんのおかげで早く終えることができました✨
そういえば、抽出について書いたことがなかったな?と思い、
今回は製造のちょっとした裏側お見せいたします。
柑橘精油づくりの悩みどころ——白い部分問題
白い部分(じょうのう)が入ると何が起きるか
柑橘の精油は、果皮に含まれる芳香成分を取り出して作ります。
ところが、皮の外側(黄色やオレンジ色の部分)の内側にある白い層
——これを「じょうのう」と呼ぶのですが——
この部分がたくさん混入すると、蒸留したときに焦げたような匂いが出やすくなると言われています🍊
香りのきれいな精油を作るためには、
できるだけこの白い部分を取り除いて果皮だけを使うのがいいと言われています。
それが、柑橘系精油づくりの悩みどころのひとつなのです。

これまでの手作業(ピーラー)の大変さ
これまで私は、ピーラーで果皮を薄く削り取る方法で白い部分を除いていました。
白い層を残さないようにするには有効な方法なのですが、とにかく手が痛い……(笑)。
しかも、たんかんは小ぶりな果実も多く、小さいものほどピーラーが扱いにくくて。
毎年「もっとラクな方法はないかなあ💦」と思いながら作業していました。
今年の工夫で、作業がぐっとラクになった
花良治みかんで試した前処理がヒントに
転機になったのは、昨年の花良治みかん精油の抽出でした。
そのとき試みた前処理の方法が、白い部分が多少入っても問題が起きにくくなる効果があったのです。
「これ、たんかんにも使えるのでは?」
そう思って今年のたんかん抽出に試してみたところ、見事に効果がありました☺️
包丁で丸ごと切るやり方へ(詳細は秘密☺️)
前処理のおかげで、果皮の取り方もシンプルに変えることができました。
以前はピーラーで一個一個丁寧に削っていたのですが、
今年は包丁でまるごと果実を切って、果実と皮を分けるだけでOKに。
具体的な前処理の内容は……企業秘密ということで(笑)。
でも、この方法に変えてから作業の負担がずいぶん軽くなったのは確かです。
手が痛くならないのが本当にありがたい!✨

今年の結果と、これからのお楽しみ
過去最大量の抽出に——農家さんへの感謝
今年は農家さんのご協力もあり、これまでで最も多い量のたんかん精油を抽出することができました。
原料をご提供くださった農家さん、本当にありがとうございます。
たくさんの方に奄美のたんかんの香りをお届けできると思うと、心から嬉しいです。

成分分析は4月に結果が届く予定
今年のたんかん精油は現在、外部機関に成分分析を依頼中です。
精油の香りの個性は、含まれる芳香成分の種類や割合によって決まります。
奄美産たんかんならではの成分プロフィールが見えてくるのが、毎年楽しみなのです。
結果は4月に届く予定。
ようやく、奄美たんかん精油が再販できます🍊✨

まとめ
今年のたんかん精油抽出は、昨年の花良治みかんでの経験が活かせた、実りある季節になりました。
工夫を重ねながら、少しずつ自分のやり方が育っていく感覚——これもものづくりの醍醐味だなあと感じています。
今季の奄美たんかん精油も、どうぞお楽しみに☺️
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<香彩代表・カモガワ>
薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを“えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。




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