奄美たんかんが2月に最盛期を迎える理由|寒さが整える甘さと“温かい香り”の正体

2月、奄美はたんかんの季節
2月に入り、奄美ではたんかんが最盛期を迎えています🍊
商店や直売所にずらりと並ぶ橙色の実を見ると、「あぁ、今年もこの季節が来たな」と感じます✨
本土でも柑橘シーズンですが、奄美のたんかんはこの時期が“完成形”。
では、なぜ2月なのでしょうか?
なぜ2月がいちばん美味しいのか?
「寒くなると甘くなる」とよく言われますが、実は少し違います。
たんかんの糖分は、主に秋の光合成によって蓄えられます。
冬に起きているのは、酸味がゆっくりと落ち着いていく変化です😊
つまり、
- 糖はすでにある
- 酸が穏やかになる
- 甘さとのバランスが整う
この過程を経て、2月に“ちょうどよい味”になります。
奄美の冬だからこそ生まれる味
奄美の冬は、本土ほど厳しくありません。
- 氷点下にならない(最低気温は10度前後が多いです)
- 日差しに恵まれる日
- 北風で冷える日も🌬️
この“寒すぎない寒さ”が、果実を傷めることなく成熟を促します。
極端な寒さはダメージになりますが、適度な冷え込みは味を引き締める。
2月のたんかんは、
甘さと酸味のバランスがもっとも整う時期なのです🍊
そして、もうひとつの魅力は「香り」
私は、たんかんの魅力は味だけではないと思っています。
皮をむいた瞬間に広がる、あの香り…✨
柑橘らしい爽やかさの中に、どこか“温かさ”を感じませんか?😊
たんかんの香りの主成分はリモネンですが、
それだけでは説明できない、丸みのある印象があります。
花を思わせる、落ち着いた成分も入ってるんですよね☺️
2月の成熟した果実は、
- 酸が落ち着き
- 香気成分が安定し
- 角の取れた香りになる
これが、「温かい」と感じる理由のひとつだと考えています✨
精油にしてみると、また違う
たんかんの皮を蒸留すると、
果実とはまた違った表情が現れます。
フレッシュな果汁感はやや控えめになり、
より落ち着いた、包み込むような香りへ。
2月収穫の皮は、
香りのまとまりがとても良いと感じています🍊
味と同じように、
香りも“完成”に近づいているのかもしれません。
2月のたんかんは、味と香りの完成形
たんかんが2月に最盛期を迎える理由は、
- 糖と酸のバランスが整うこと
- 奄美の穏やかな冬の気候
- 香りが安定し、丸みを帯びること
味だけでなく、香りまで含めて、
この時期がもっとも魅力的だと感じています。
奄美のたんかん、ぜひ“香り”にも注目して楽しんでみてください🍊
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<香彩代表・カモガワ>
薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを“えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。




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