ふたつの海が見える丘。加世間峠で見た青
右にも、左にも海がある。
加世間峠に立つと、
視線の先が二つに分かれます。
太平洋側と、東シナ海側。
ふたつの海が見える丘です。

目次
写真の外側まで続く海
加世間峠を知ったきっかけは、
写真家・別府亮さんの一枚でした。
写真の中に、濃さの異なる青がありました。
実際にその場所へ立つと、
海だけが見えるのではありません。
ふたつの海の間に、
集落や畑が細長く続いています。
海から陸へ。
陸から、もう一つの海へ。
目を動かすたびに、
景色の中心が変わります。
同じ「青」では終わらない
空の色も、海の色も、
ひとことで青とは言い切れません。
遠くの海と、岸に近い海。
雲の下と、光が届く場所。
一枚の写真に収めても、
視線はその外側へ動いていきます。
加世間峠で覚えていたのは、
大きさよりも、その見え方でした。
現地では掲示や柵を確かめ、
立ち入れる範囲から眺めます。
香りの背景にも、土地がある
香りの素材を見るときも、
植物だけで終わらせないようにしています。
その周りにある海や畑、
人が暮らす集落まで見る。
植物は、景色から離れて、
一つだけで育つものではないからです。
ふたつの海のどちらかを、
選ばなくてもいい。
その間に続く土地まで含めて、
加世間峠の風景でした☀️
<香彩代表・カモガワ>
薬剤師として奄美大島に暮らしながら、島の植物の香りを“えがおのくすり”として届けています。
青い海と風の中で出会った植物たちの香りを通して、奄美の優しさと彩りを全国へ。





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